産後の疾患

あかちゃん

産後の女性で多い疾患は『腰痛・股関節痛・腱鞘炎・肩こり』

これらの悩みで来院される方が多くいらっしゃいます。

産後出現するこれらの症状を改善させるためには

①筋肉の癒着を取る事

②負担をかけない為の姿勢や動作を身に付ける事

が産後の疾患を治す為に最も重要なことだと考えています。

『出産』というのは、とてつもない変化が体に行っています。
その一つが骨盤をユルユルにしてお産を行う事です。
骨盤というのは、通常カチッと安定させてことで機能する部位になります。
そのため骨盤周囲は、沢山の靭帯で覆われています。

お産の時には、靭帯で固められている骨盤を『リラキシン』というホルモンで緩ませ、赤ちゃんが通りやすい体へと変化させます。

産後、まだ安定した骨盤に戻っていない状態で、子育てや家事の負担が蓄積され、体を痛めてしまうことが産後の疾患の特徴です。

繰り返される同じ姿勢や動作も、痛みが出る原因の一つです。
赤ちゃんは本当に抱っこが大好きです(^-^)
抱っこをしながら体をゆらゆらと揺すってあげると、ご機嫌になるので日々お母さんも抱っこをしてらっしゃると思います。
実は、その抱っこの姿勢や、赤ちゃんをベッドに寝かす時の動作などが繰り返され、『腰痛』や『股関節痛』などの痛みの原因となっています。

産後の女性に当院が特に力を入れていること。

それは習慣的な姿勢や動作の正しい姿勢を知って、出来るようになって貰う事です。
前述の通り腰痛などの痛みが出現するには、その原因となる姿勢や動作が必ず存在します。
その体に負担をかけない為の姿勢や動作を身に付ける事が体を治す為に最も重要なことだと考えています。
当院では早期に痛みを取る治療に加え、人それぞれ異なる生活の中での原因動作や姿勢も同時に改善させる為の指導もさせて頂きます。