ぎっくり腰、急性腰痛


ぎっくり8

ズキッと急に腰が痛んだら、それはぎっくり腰かもしれません。

◇ 座ってる状態から立ち上がった時
◇床にある物を持ち上げた時
◇洗面台で顔を洗おうとした時
◇棚の上のモノを取ろうとした時

『不意に動いた瞬間に、腰に強い痛みが現れた』腰痛症状を『ぎっくり腰(急性腰痛)』と言います。

ぎっくり腰を発症すると、
・立つ
・歩く
・しゃがむ
などのさっきまで出来ていたことが、強い痛みによって制限がかかってしまいます。

非常に強い痛みが出ることもあるので、『整骨院に行ってもなにも出来ないんじゃないの?』と言われることも多いですが、【癒着】を取り、骨盤を立てることで歩けない方が歩けるようになったり、立ち上がれるようになったりと、どんどん出来る動きを増やしていくことが出来ます。

なぜぎっくり腰になるの?


「ぎっくり腰」になる患者さんに、決まった特徴があります。

それは【丸腰になっている】こと。

【丸腰】では腰周囲の筋肉に力が入りにくいので、その状態で
・物を持つ
・立ち上がる
・くしゃみをする
といった動作をしてしまうと、痛みを引き起こします。

【丸腰】のイメージを植木鉢で例えています。

①の写真のように植木鉢(骨盤)が傾いてしまっていると、その上にある背骨も後方に傾いてしまい、身体が安定しません

       丸腰(後傾)

②の写真のように植木鉢(骨盤)が立っていると、背骨がまっすぐになり、身体が安定するため、腰の筋肉に力が入れやすくなります

     立腰(前傾)

どのように治すの?


骨盤周囲の癒着】を取り、骨盤を立てることで痛みや可動域が改善していきます。

もともと人間には傷を治す力(自己治癒力)があるため、数日で良くなっていく事もありますが、後傾で固まった骨盤をそのままにしていると、改善しにくく、再発の恐れもあります。

ぎっくり腰になった場合は、最優先に【骨盤を立てて背骨に対して動きやすい状態に戻す】ことが必要なのです。

→癒着についてはこちら

この骨盤後傾を作りやすい条件として


・長時間の座った姿勢

・スマホを下向きで見る

・座椅子に座る

などが骨盤が後傾位になりやすい姿勢です。

ぎっくり腰が癖付いている方は、座り方など生活習慣を変えることがとても大切です。

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