オスグッド・シュラッター病

オスグッド病とは


サッカー,バスケ,陸上など、走る・ジャンプ動作が多い子にみられる成長痛です。
膝下の少し出っ張った部分が、筋肉に繰り返し引っ張られ、痛みを引き起こします。

痛む動作として
・走る
・跳ぶ
・しゃがむ
・蹴る
などの動作で痛みを感じ、患部を触ると圧痛を伴います。
また重症化すると、膝下の部分がどんどん飛び出し隆起していきます。
この段階になると、骨の付着部が剥離した状態になっています。

エコー画像

 

他院での一般的な治療


病院でオスグッドと「診断」を受けた後

・運動の中止
・ストレッチ(大腿四頭筋)
・サポーターの処方
・電気、温熱療法 

などで経過をみることが多いです。

整骨院では
・筋肉に対してマッサージやストレッチ
・テーピング
・電気、温熱療法

当院でのオスグッド治療


当院では

・痛みの出ている患部【骨膜】への治療
・原因動作の改善

この二つを徹底的治療することで、早期回復に導きます。

患部の骨膜治療


オスグッドは先述した通り、筋肉の付着部が繰り返し引っ張られることが原因です。

もう少し詳しくいうと、骨の周りにある【骨膜】が引っ張られることが原因で発症します。

『オスグッド治療で一番大切なこと』は


引っ張られた状態の患部の骨膜をもとの状態に戻してあげることです。

 

写真の
「草と茎と土」をイメージしてもらえると解りやすいと思います。

草抜きをする時に草の部分を引っこ抜こうとすると、地面との生え際の土が一緒に盛り上がってくると思います。
患部の状態もこれと同じことが起こっており
太ももの筋肉が付着する部分を骨ごと引っ張ってしまった状態が、痛みの出ている状態なのです。

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スライド1

正常

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スライド2

発症時

スライド3

原因動作の改善


改善を早め、再発を防止するためには
【オスグッドの原因動作】を改善する必要がありますあ。

オスグッドに限らず、踵やアキレス腱の付着部が痛むセバー病などの
【成長痛】と呼ばれるものは、成長期に全員が起こるものではありません。

一般的に「運動量の多い子供に発症しやすい」と、言われていますが、実は成長痛は運動量だけが原因ではなく、運動中の動作に問題がある事が多く見受けられます。

具体的には

・走る
・ジャンプの着地
・ステップの踏み方など

スポーツの基本となる動作が、膝で踏ん張ってしまっていたり、【四頭筋に負担をかける】ような動作になっていることが多く、
これらの動作を改善させることが成長痛の根本的原因を解決させる為には必要になってきます。