【固有感覚】自分の身体の所在を知る

【固有感覚という言葉を聞いたことはありますか?】

いきなりですが質問です。

『目を瞑った状態で、食事をすることはできますか?』

人間には目を瞑っていても自分の手や足がどこにあり、どんな状態か察知する能力が備わっています。
なので、先に質問したように目を閉じていても手の位置や口の位置をわかっているので食事をすることは可能です。

この視覚に頼らなくても身体の位置を察知する感覚のことを「固有感覚」と呼びます。

誰でも一度は経験したことがあるかも知れませんが、
家の中を歩いていると柱やタンスの角に足の小指をぶつけてしまったことはありませんか?

これも、足の小指部分の固有感覚が低下しているか発達していない人に起こりやすい事です。

また、スポーツの世界でもこの固有感覚はとても大切で、

スポーツの競技中に【自分の身体】のポジションや肘の高さに意識を向けながらでは、対戦相手の動きに集中することは出来ない為

やはり自分の身体を動かすにあたっても、自分の身体を無意識に正確にイメージ通りに上手く扱えるに越したことはありません。

そのために必要な感覚の一つがこの固有感覚なのです!

以前、百獣の王こと武井壮さんも動画サイトでで説明されているものを見たことがあります。

『まずは自分の身体を思い通りに動かせるように』

『そのためにはまず、自分の身体の動きや所在を知る事』

動画の少年とおこなっていた運動は

【操れ自分の身体!~両手を狙った角度に動かすぞ~】

というトレーニングです。

ネーミングセンスはさておき、
一緒にやってみると自分の腕を、
・縦!
・横!
・斜め!といったイメージとは違った動きになっていました。

この運動は一人でも行えますが

・鏡の前や
・誰かと一緒に

一回ごとに角度を確認しながらおこなうと自分の動きを客観的に把握し、【自己の意識と実際の動き】のギャップに気付きやすいです。