【身体が柔らかいとケガをする!?】
【身体が柔らかいとケガをする!?】
スポーツの経験者であれば一度は聞いたことがある「体が固ければケガをする‼」という言葉。
この言葉が示す通りなら
『身体が柔らかければケガをしない』
そういう事になりそうですが。。。
実際には柔らかすぎて身体を痛めてしまう人もいるのです。
先日、野球の練習をしていて膝を痛めた小学生の患者さんが来院されました。
この患者さんは実は【関節弛緩性】といって身体の各所関節が一般的な人よりも柔らかいのが特徴です。
「柔らかいならばいいんじゃないの?」
という声が聞こえてきそうですが、『柔らか過ぎる』も実は危険なのです。
人間には関節の周囲に「靭帯」といって関節が動き過ぎないように止めてくれている帯状のストッパーのようなものがあります。
この靭帯は適度な硬さがあるからこそ、関節が動き過ぎて壊れることを防いでくれています。
【関節弛緩性】の人では靭帯が人並以上に緩い状態になっており、関節に大きな力がかかりやすくなってしまい
その結果、負担のかかる行為を繰り返すと人よりもケガをしやすくなってしまいます。
そうならない為にも筋肉で関節を守ってあげることも大事ですが、それ以上に大切なことは
【負担の少ない『動き』を身に付けること‼】
このことがとても大事になってきます!
負担の少ない動きは、効率よく身体を動かす動きでもあるため、
・ケガの予防
・技術の向上
双方に効果を発揮します。
となると結果的に、
【ケガをしやすい人】
【スポーツが上手くなりたい人】
皆にとって【負担の少ない動きを身に付ける】ということは重要になってきます!